福岡6区・後日談~福岡県議会・・・どうなんだ?

自民党福岡県連は今夏の参議院選挙で支援した、大家さとし議員が民進党の古賀ゆきひと氏にトップの座を奪われ、さらに福岡6区の補欠選挙では、担ぎ上げた蔵内謙候補が惨敗を喫し、実にお粗末だった。

この2つの選挙を反省するどころか、意趣返しなのだろう、県議会の決算特別委員会で、粕屋選出の県会議員は小川洋知事の入院を質問していたが、テレビで見ていた有権者は質問内容の程度の低さにあきれていたことを知っているのだろうか。

さらなる恥の上塗りではないが、今度は総務企画地域振興委員会で、大野城市あたりの県会議員が同じような質問を行い、県庁内で笑われていることを知っているのだろうか。

両県議ともに2年後の県議会議長候補といわれているが、議長経験の無い古参議員の入れ知恵で質問したのだろうが、県会議員OBの間からは、県議としての資質と品位を疑問視する声があることも事実だ。

蔵内勇夫県連会長は辞任を慰留されているが、自民党福岡県連の一枚岩も懸念され、もう少し後継者を育成して欲しいとの意見もある。


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福岡6区~反省・気質の違い

自民党福岡県連の推薦を得たものの、党本部の公認見送りが最大の誤算だったと折に付け口にしている蔵内陣営は、「自民党の本家」を声高に訴えたが、有権者に届くどころか、逆に大きな票差がついたことを、「弔い合戦に負けた」と言い訳している。

だがこれは、蔵内陣営選対関係者の勝手な思い込みではないのか。

筑後の中心都市は久留米だと、多くの市民が自負しているにもかかわらず、7区出身の蔵内謙氏が越境してきたから、6区の有権者が快く思わなかったことを、理解するべきだ。

そして蔵内謙候補の父親である蔵内勇夫氏が、自民党福岡県連会長で、福岡県政会の実力者だと知っているのは、福岡県民のごく一部に過ぎず、久留米市民にとっては、まったく関係が無いということを認識すべきだった。

福岡6区~ノーサイド

10月23日午後8時、福岡6区の投票が締め切られると同時に、鳩山二郎氏の当確が報じられた。

自民党福岡県連は、今日24日午後2時から県連事務所で役員関係者会議が開かれ、蔵内勇夫県連会長の辞職申し出について、慰留する方向で話し合いが行なわれたようだが、結論は出ずに終わった模様。

また東京では菅官房長官が、「自民党は戦いが終われば、しこりを残さず一つになる政党」と記者会見で発言しており、既に鳩山二郎氏は公認証書を受け取りに上京した。

国会の雰囲気は急を告げ、来年早々にも解散総選挙予想されるため、鳩山二郎氏が次の選挙で再び出馬して当選すれば、早くも2期生となる可能性が出てきた。

福岡6区~地域気質

蔵内陣営では「県南生まれの県南育ち」をキャッチフレーズにしているが、久留米市中心の6区と、大牟田や柳川、八女、筑後などの7区では気質が異なり、特に久留米市は気位が高く、それに気付かず越境し、立候補したのが間違いの始まりといっていいだろう。

おまけに北九州や筑豊地区の人たちが乗り込んで選挙事務所を取り仕切る一方で、運動員は福岡から連日大量動員され、戸別訪問やポスティングに駆り出されているにもかかわらず、効果が支持率となって現れないこともあり、不平不満が渦巻いている。

多くの人が蔵内勇夫氏に対して恐れを抱き、本音で話をしないから、最初のミスに気が付かず、今に至っても鳩山二郎候補と蔵内謙候補の差は開くばかりで、最後は誰が責任を取るのだろう。


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無理が通れば道理が引っ込む・・・

数年前の総選挙の際に、福岡1区では自民党公認を巡って、古賀誠対麻生太郎の代理戦争とも評されたほど、保守系候補の二人が激しく争ったことがある。
最終的には当選した方を、自民党が受け入れるという裁定を党本部が下し、副総理の麻生太郎議員が推した井上貴博氏が当選、自民党衆議院議員が誕生した。
「無理が通れば道理が引っ込む」の言葉があるように、かなりの無理筋を押し通したのが麻生副総理で、福岡市民の多くが感じたようだ。
日本には長年に亘って培われた慣習や絆が生きているが、今回の福岡6区における補欠選挙は、①鳩山二郎氏が弔い合戦を旗印に立候補する、②蔵内勇夫県連会長が持てる力を蔵内謙氏のために投げ打つ、というのが2つの構図だ。
しかし主地盤である久留米市の有権者には、独特のプライドがあり、その絆を見落せば、手痛い仕打ちを受けることになる。
久留米は「そろばん踊り」が名物だが、金銭で票は売らない、そろばんは弾かない。
久留米市がなぜ今日の姿を得られたのか、多くの市民が認識しており、それを忘れると選挙には負けるだろう。
力で政経パーティ券を売ることはできても、人の心を得るのは至難の業だ。


 

福岡6区の補欠選挙

参議院選挙は自民党の圧勝で終わり、国民の関心は東京都知事選挙へ移り、大勢だった野党統一候補の鳥越俊太郎氏は、古いカビが生えたスキャンダルを週刊誌が報じた途端に支持率が低下、一挙に3位に後退した。
選挙に興味を持っている関係者の大半が、小池百合子氏の優勢を口にするようになり、漁夫の利で当選を目指していた、自公推薦の増田寛也氏のことは誰も名前を口にしなくなった。
福岡県においては、福岡6区の衆議院議員、鳩山邦夫氏が亡くなったことで、秋に予定されている補欠選挙に向けて、自民党福岡県連は選考委員会を設置し、立候補者の受付を始めており、既に8名が名乗りを上げている。
最有力候補と目されているのは、故人の次男で現在大川市長である鳩山二郎氏といわれているが、内部が一本化していないため調整中の情報を聞く。
他には現職県議会議員や九州大学教授、現職国会議員の3名が名乗りを上げており、昨日まで7名であったが今日7月25日、選考委員会へ新たな人物が手を挙げたようだ。
自民党福岡県連会長で県議会議員のドンである、蔵内勇夫氏の実子が選考委員会へ立候補の申請を行なったとの情報だ。
候補予定者の名前を見ると、今後どのような駆け引きが行なわれるのか、大いに興味が湧くところだ。


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大家さとし候補の個人演説会

参議院選挙に自民党公認で立候補している、大家さとし候補の個人演説会が、7月4日福岡2区自民党支部主催で、ホテルニューオータニ博多において開催され、各議員事務所から動員要請があったので参加した。
受付には福岡2区の中央、南、城南区選出の、国会議員、県議会議員、市議会議員の事務所関係者が顔を揃え、主催者の意気込みがうかがえる個人演説会で、城南区選出の阿部市議会議員の司会で会が始まった。
福岡2区の個人演説会にかかわらず、次回の参議院選挙で改選を迎える松山政司議員をはじめ、福岡県連会長の蔵内勇夫県議会議員まで顔を揃え、それぞれが挨拶して予定通り会は進んだ。
設計業界が音頭をとって、業界団体を中心に集票マシーンである地元建設業者多数が参加、社長自らが出席して1社で10名前後参加していた企業もあったほどで、当初予定していた1000名を大幅にオーバーし、椅子席の後ろに座りきれなかった、300名余りの立ち姿が見られるほどの盛況振りで、大家さとし候補に対して参加していた、2区選出の市および県議会議員の面子は、十分に立ったものと思われる。
これで18歳以上の若者が投票してくれれば鬼に金棒で、福岡選挙区は自民、民進、公明の順で、当選が決定したと言っていいだろう。
他の九州地方区も自民党が圧勝する要素が濃厚で、未だに沖縄選挙区だけが激しい選挙戦を続けている。


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福岡県第6区

参議院選挙もいよいよ終盤戦を迎え、各候補の選挙カーも少々スピードが速くなり、残り少ない時間を有効に使いたい気持ちが、十分に理解できる。
ところで今回の参議院選挙は、当初衆参同日選挙との噂が飛び交っていたが、安倍首相の政治判断により衆議院選挙は先送りされたもので、参議院の結果次第で、つまり自民党が大勝ちすれば衆議院選挙は早まり、逆に与野党の議席差が縮まれば、先延ばしということになる。
一方福岡6区選出の鳩山邦夫氏が先日亡くなられ、10月に補欠選挙が行なわれるはずで、後継者選びが水面下で始まった。
真っ先に名前が挙がるのは、鳩山邦夫氏の次男で現在大川市の市長を務めている鳩山二郎氏だが、かつて学歴詐称問題が噂になったことがある。
鳩山邦夫氏が健在な時はこの問題が大きくなることはなかったが、過去において福岡2区で山崎拓氏と争った議員が、学歴詐称の事件で政治生命を絶たれたこともあり、早くも再燃を懸念する関係者もいる。
また地方の首長や地方議員の女性問題は、マスコミが取り上げることは、余程のことが無い限り取り扱わないが、国会議員になれば話は別で、スキャンダルとして報道される可能性もある。
キャスティングボードを握っているのは、筑後地方に絶対の地盤を誇る県議会のドンである蔵内勇夫氏と、既に引退しているが名前だけは健在の古賀誠氏であろう。


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【特別企画・ナベちゃんの政界虎の穴】福岡県議会の実態(2)

(11年1月号掲載)

福岡県議会棟K県議の取る手法は、かつて「天皇」とさえ呼ばれたM県議(故人)のそれと重なる部分も多い。

「共通するのはよく金を集め、よく金を撒くということ。やっぱり資金力のある人間のところに、権力も人も集まるんですよ」(県職員OB)。 

県議会を取材してきたマスコミ記者の1人は「K県議のやり方は非常にクレバー。地元に何か利益を誘導しようとする時は、まずはまったく別の県政の重要案件に関して、下っ端議員に無理難題を言わせて県執行部を困らせる。

行き詰った執行部はK県議に相談を持ちかける。すると『分かりました。何とかしましょう』と言って、下っ端議員に無理難題を引っ込めさせる。

その見返りに、裏でしっかり地元への利益誘導を認めさせるという寸法です」 


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【特別企画・ナベちゃんの政界虎の穴】福岡県議会の実態(1)

(11年1月号掲載)

福岡県議会棟ハローハロー!読者の皆さん、お元気ですか?  昨年から県民新聞HP「福岡政界虎の穴」にて、政治・選挙の裏話を連載しております私ナベちゃん。紙面では1年ぶりの登場です!  

さて、今年は春に統一地方選を迎えます。まずは知事選の行方が気になるところ。一方で最近、全国的な傾向として、地方議会のあり方があらためて問われているんですな。

そこで今回は、現在最も力があるとされるK県議を中心に、わが福岡県議会の実態についてご紹介したいと思います。 

★本稿は1月号紙面に掲載された記事を一般読者用にアップしたものです。


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