頑張った共産党

過去の選挙では、反自民票が民進党や共産党に流れていたが、今回の東京都議選では正直言って、ブームに乗った都民ファーストが反自民票の受け皿になると予想、民進党や共産党は議席を減らすと判断していた。

ところがフタを明けてみると、都民ファーストの大躍進と民進党の低落振りは想定内だったが、自民党の落ち込み振りが予想をはるかに上回り、共産党の19議席に繋がったものと推察される。

共産党はぶれない政党として、認識が広がっていることから支持者も増加しており、一般の有権者が市議会議員に気軽に相談できる雰囲気になっているのも確かで、安倍総理が続投し内閣改造でも行なうようであれば、共産党は党勢を拡大するチャンスとなる。

自民党の再生

自民党は、中選挙区時代はもちろんのこと、小選挙区になってからも、党内に多くの派閥を擁し、派閥の領袖は自派の拡大を目指して派閥同士が切磋琢磨し成長してきた。

ところが数年前から安倍一強となり、諫言する派閥領袖が不在でおかしくなっていたが、ようやくここにきて自民党の中から自分の意見を述べる人が出てきた。

ただ、批判する人たちが出てきたとはいえ、いずれも過去の人たちであることから、早く現役の元気の良い人が出てくることを切にねがう。

ところで、森友学園に端を発した問題は加計学園問題に波及、安倍総理自身に火がつき、菅官房長官は火消しに追われているが、多くの国民は菅官房長官の発言を信用しなくなったことも事実だ。

加計学園に関しては、当初文部科学省から上がっていた火の手が、農林水産省にも延焼し始めたようで、今後は加計学園が開学した地方自治体関係者から新たな煙が上がることだろう。

さぞかし安倍総理、辞任するなどと見栄を張らなきゃ良かったな、などと今頃、ホゾをかんでいるかもしれない。

しんぶん赤旗の効果

日本共産党中央委員会が発行する「しんぶん赤旗」、1月16日号の一面見出しは、「安倍政権打倒へ野党スクラム」だったが、この「しんぶん赤旗」の購読料は共産党の大きな収入源になっている。

一方、自民党は各家庭に毎日配達されている一般紙を独自に持っているわけではないが、大手紙を始めとしてテレビ局などの各種マスコミを懐柔し、自民党色を濃く出させているのは周知の事実だ。

また公明党は、党が発行している公明新聞の購読料と、党員からの年会費が収入源となっているが、最大野党と自認している民進党は、離合集散を繰り返した結果、強力な支持母体も無い。

現時点で国会議員数だけは多いものの、各自治体の議会勢力は今一つで、今度の北九州市議会議員選挙でも、蓮舫代表が街頭演説を行なったようだが聴衆は少なく、支持率に陰りが見え始めた前兆のようにも感じられる。

蓮舫代表自身も自らの人気におぼれているわけではないはずだが、民進党の媒体となるマスコミ対策がだいぶ遅れているようだ。

初心忘れずに~議員の皆さん

統一地方選挙が終わって来年の春は丸2年が経過、地方議員の先生方は次の選挙に、それぞれが決断して準備に入るはずだが、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の言葉があるように、2年を経過すると大半の先生方が選挙期間中に行なった運動を忘れている。

選挙が近くなると交差点角には、多くの候補者が旗を持って通勤途中の有権者に挨拶しており、選挙が終わった1週間程度まではお礼を兼ねて、数名の候補者が立っているのを見たことはある。

だが前回の選挙から1年半が経過した現在でも、南区のはずれから車で通勤している途中、朝の辻立ちを見るのは、市議会議員では共産党の堀内徹夫氏、県議会議員の樋口明氏、国会議員では落選した稲富修二氏の3名だけだ。


堀内徹夫議員は共産党所属で1年生議員だから朝立ちは理解できるし、稲富修二氏は落選しているだけに、常在戦場でこれも理解できるが、樋口明県議会議員は4期生で自民党や議会での要職にも就いていることから、辻立ちしている姿を見るたびに感心させられる。


一度決めたらずっと続ける、この「鉈の力強さ」が樋口明議員の持ち味であり、着実にもう一段、階段を上がることだろう。


 

大家さとし候補の個人演説会

参議院選挙に自民党公認で立候補している、大家さとし候補の個人演説会が、7月4日福岡2区自民党支部主催で、ホテルニューオータニ博多において開催され、各議員事務所から動員要請があったので参加した。
受付には福岡2区の中央、南、城南区選出の、国会議員、県議会議員、市議会議員の事務所関係者が顔を揃え、主催者の意気込みがうかがえる個人演説会で、城南区選出の阿部市議会議員の司会で会が始まった。
福岡2区の個人演説会にかかわらず、次回の参議院選挙で改選を迎える松山政司議員をはじめ、福岡県連会長の蔵内勇夫県議会議員まで顔を揃え、それぞれが挨拶して予定通り会は進んだ。
設計業界が音頭をとって、業界団体を中心に集票マシーンである地元建設業者多数が参加、社長自らが出席して1社で10名前後参加していた企業もあったほどで、当初予定していた1000名を大幅にオーバーし、椅子席の後ろに座りきれなかった、300名余りの立ち姿が見られるほどの盛況振りで、大家さとし候補に対して参加していた、2区選出の市および県議会議員の面子は、十分に立ったものと思われる。
これで18歳以上の若者が投票してくれれば鬼に金棒で、福岡選挙区は自民、民進、公明の順で、当選が決定したと言っていいだろう。
他の九州地方区も自民党が圧勝する要素が濃厚で、未だに沖縄選挙区だけが激しい選挙戦を続けている。


続きを読む

選挙ポスター

消費税増税延期が発表されて衆議院解散が消え、一時歩みが止まっていた参議院選挙は、7月10日の投開票日に向けて一斉に走り出した。
定数2議席から1議席増えた福岡選挙区に、公明党の候補者である高瀬ひろみ氏と、自民党安倍総理の二連ポスターの下に、公明党と明記された山口代表の、3人の顔写真入のポスターが、街角でよく見受けられる様になって、安倍総理と公明党の密接な関係を象徴している。
確かに国会議員は自公連立で、密接な関係を強調してもなんら問題は無いと思うが、地方議員は我が身の当落に関係してくるだけに、かなり神経質になっているのは事実だ。
公明党の結党精神は、「地方議員が中心の国民の党」だったと記憶しているが、政党として次第に大きくなり、国会でも連立を組むまでに成長、政権与党の旨味を十二分に味わっているが、創価学会の一部からは不満の声も聞かれる。
公明党国会議員の選挙応援を了解し、理解している自民党の地方議員も、自分の選挙になれば拒否反応を起こすのは当然で、最近はギクシャクしている話を聞くようになった。
今回の参議院福岡選挙区においては、1議席増えた椅子を公明党と共産党の女性候補が激しく争っており、特に共産党の候補が激しく追い上げているだけに、公明党の組織票には限界があり、最後は自民党の支持層に喰い込みかねず、締め付けが一層厳しくなるのは目に見えている。


続きを読む

先手必勝~大家敏志議員の勝ち

 衆参同時選挙が噂される来年の選挙、福岡県は全県一区の選挙区だが、1票の格差是正から定数が2議席増えて、3人区になることが決定した。
ここ数回の福岡における参議院選挙は、自民、民主両党が仲良く議席を分け合い、所属政党の公認を得た時点で、当選が確実になる選挙が続いていたが、今回から1議席増えることを、自民党関係者は想定していた節がうかがえる。
自民党で来年改選を迎える現職の大家敏志参議院議員は、福岡県連を通じて自民党本部に公認を申請、公認を得るやいなや、県内のすべての自民党所属の県会議員と、福岡および北九州両市の市会議員が自筆で署名した推薦を取り付け、自民党県議と市議からの2人目の立候補を防いだ。
大家敏志議員は推薦を自筆で署名した重さを知っており、これで自民党内からの立候補は無くなり、当選をほぼ手中に収めたと言っていいだろう。
一方でこの事は、参議院選挙で候補者擁立を目論んでいる公明党には、決断しやすくなった貸しを作ったようなもので、公明党候補が立候補すれば、福岡11区の自民党衆議院議員の大半は、何らかの支援を公明党から受けているため、一部の票が公明党に回ることは間違いないところで、仮に自民党支持票の一部が公明党に流れても、大家敏志議員の当選は確実。
4年後の参議院選挙では、自民党公認候補が2人になる可能性はあるが、今度の選挙は大家敏志議員の先手必勝が功を奏した。 続きを読む

参議院福岡選挙区~公明党から候補者?

 来年夏に予定されている参議院選挙は、1票の格差是正から福岡選挙区は議席が増え、現在の2議席から3議席になる可能性が濃くなってきた。
従来の福岡選挙区は2議席で、自民、民主両党で仲良く議席を分け合い、どちらがトップを取るかの選挙で、公認を得た時点で当選が決まる、選挙を行ってきた経緯がある。
衆議院の議席数を反映して暴走気味の安倍内閣は、強気一辺倒の方針を貫き、安保法案にしても国民に十分な説明を行わず、強行採決に持ち込む気配が濃厚だが、その雰囲気は参議院選挙にも窺え、福岡選挙区では議席が増える前から、自民党で2人の候補者を擁立する構えであった。
ところで、自公連立政権により自民党候補者の大半は、公明党の選挙協力を得て当選している議員が多いが、来年予定されている参議院選挙において、公明党は独自の候補者を擁立する気配が濃厚になり、その調整が水面下で進んでいる情報が聞かれる。
参議院選挙は福岡県下11区が1つの選挙区になり、今回改選が予定されている自民党の現職議員は、いくつかの選挙区において評判が悪く、新しく名前が浮上してきた候補者が優位との評判で、早くも落選の噂が流れだしたから怖い。
そのため福岡県全域に組織網を張っている公明党が、独自候補を擁立すれば混戦模様となり、自民現職が一番不利になる構図で、選挙が進められる公算が大になって来た。 続きを読む

変わらぬ野党

~進まぬ野党再編~

21日に解散し、年末の忙しい時に選挙を断行する安倍総理に腹を立てる一方、自民党や公明党以外のあまりの野党の多さに、迷っている有権者は多いのではなかろうか。

アベノミクスと言っても、恩恵を受けているのは一部の大企業だけで、スーパー店頭からはバターも消えて無くなっており、一般国民の懐は寂しくなるばかりで、年末商戦で少しでも売り上げを伸ばそうと期待していた、中小の飲食店や小売業者は、予定が狂って慌てているように思える。

石原慎太郎氏や亀井静香氏、また渡辺喜美氏や小沢一郎氏など、自民党の一翼を担っていた実力者が、自分の意見が通らないと自民党を飛び出し、新しい党を作ったまでは良かったが、今回のみんなの党の解党に見られるように、離合集散の度に年を取り、勢力は半減し老いている。

自分の考えが正しいとは限らず、明日に対して生きる力が無くなった時は、過去の名声にとらわれず潔く引退すれば、新しい芽が育って成長するのは常識だ。

選挙には地盤、看板、鞄が必要と、昔からよく言われているが、昨今の地方選挙の中には、候補者が余り金を使わない方法を編み出して、当選にこぎつけているケースも見受けられる。

今回の解散総選挙を最後に、野党の実力者が落選すれば、次の世代を中心とした野党の再編も速くなり、自民党に対抗する勢力が誕生して、新しい日本が生まれてくるように思う。 続きを読む

福岡4区

福岡4区は福津、古賀、宗像市に糟屋郡(宇美、志免、須恵、粕屋、篠栗、久山、新宮)7町が加わる広い選挙区で、有権者個人においても福岡市との結びつきは非常に強く、前回の総選挙で当時現職だった自民党候補を破った、民主党古賀たかあき氏が衆議院議員として活動している。

続きを読む